TRPGというのをごぞんじでしょうか
RPGというと、テレビゲームにあるじゃんと思われますが
いわゆるTVゲームのRPGは
ボードのRPG(TRPG)を
コンピュータ上で再現したにすぎません。
RPG=ドラクエやFFとしかいえないようでは
真のロールプレイの楽しさを
味わったとはいえません。
日本では一時期ブームになったとはいえ
まだ認知度の非常に低いTRPGですが
ここではそのTRPGについて
いろいろ書いていきましょう。
また、TRPGを知らない人のために
ちょっと解説を書いておきます。
ちなみに解説を書くにわたって
各種TRPG導入部を参考にしています
目次
初心者のためのTRPG講座(ここから解説にとびます。)
ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)
聖珠伝説パールシード
ナイトメアハンター
アドバンスドファイティングファンタジー(AFF)
まじかるランドRPG
ブルーフォレスト物語
ワースブレイド
ファンタズム・アドベンチャー
大活劇
今から20年以上前、アメリカのレイクジェノバで発売されたこのゲーム。
まさしくTRPGの原点ともいえる作品で、最初は手作りでありました。
それが、瞬く間に世界を席巻、以後TRPGの原点として親しまれています。
日本では、1985年に新和が日本語版を発売し、日本にも紹介されて
日本でも広く知られる作品ですね。
まあ、最近だとTRPGというよりカプコンの業務用アクションというイメージが大きいが、
あのゲームだって原作のイメージを崩さず(呪文の名前の統一など)
よくできた作品でありましたよ(ジャパナイズされた女性キャラには不満がのこるが)
私が初めて遊んだTRPGもこれであり、非常に思い出深い作品です。
なにせ、中学の時に友人からこのゲームを紹介されていなかったら
今でもTRPGを遊んではいなかっただろうし、
もっとゲームの見方も変わっていたかもしれないのだから。
ただし、初めて遊んだときの印象は決しておもしろいとは思いませんでした。
非常に多いルール、考え方の違う表記、勝者のないゲームということで
いままでとは、ずいぶん勝手の違うゲームだなぁとは思わずにいられませんでして
それでも、友人は諦めずに何度も私を誘い、絶対おもしろいからの一言で
私をつなぎ止め、そして見事にTRPGにハメられましたよ。
今となっては、当時のメンバーで私が唯一今でもTRPGを遊んでいるのですから
不思議なものです。
ゲームの背景世界はトールキンの指輪物語を元に
中世ヨーロッパのファンタジー世界で作られています。
また、今のTRPGの基礎となった作品ですからTRPG独特の変形ダイスや
キャラクターのクラス制度、基本システムに各種サプリメントなどの積み立て式ゲームシステムなど
今となっては当たり前のことをいろいろ作ったゲームです。
古いゲームですから現在入手困難ではありますが、TRPGの原点であるこの作品
誰か持っている人がいたら、是非一度遊んでみることをお勧めします。
おまけですが、映画E.Tで子供達が夜な夜な集まって遊んでいたゲームがこのD&Dです。
そして、この映画を見た遠藤雅信氏がひどく興味をそそられ、そして海外ではファンタジー世界を
舞台にしたゲームがたくさんあることを知り、
それらの知識をベースに作られたのがドルアーガなんですね。
(参考文献、宝島社出版ブルークリスタルロッドのすべて)
だからD&Dってすごくいろんな所に影響を与えたんですなぁ・・・
TRPGにも色々ありますが、その難易度によって初心者向けから
中級者、上級者向けといろいろあります。
今回のパールシードは難易度からいえば超初心者向けというのが正しいと思います。
キャラクターのパラメーターは体力のみ
魔力も体力を削って魔法を使うという簡単処理
行動や戦闘などの各種処理はすべてマトリクスという一覧表に書かれているのを
ダイスの目に沿って合わせて行くだけという簡単さ。
たとえば、戦士が攻撃したとします。
プレイヤーは2D6
(これの読み方がわからない人は初心者のためのTRPG講座を読んでください)を振って
出た目をゲームマスター(GM)に伝えます。
そしたら、GMはルールブックのその目に対応する部分を読めばいいのです。
簡単ですよ、数値を追っかければいいだけですから。
計算するところは全くありません。だからスピーディにゲームを進められます。
でも、簡単だからと言ってつまらないわけではありません。
職業は、戦士、盗賊、魔法使い、僧侶の4種類、基本的なものは全て押さえられていますね。
そして、キャラクター作成の時に性格づけをおこないますが、
これが36種類から3つを選んで繋げていくだけなのですけど、
組み合わせが42840通り(計算合っているよね)
実に個性豊かなキャラができあがるのです。
たとえば「乱暴で下品だけど根は優しい」といった組み合わせが4万通りできるのですから
パラメーターが体力だけでも、十分個性を発揮できます。
そしてもう一つ便利なのがダンジョンシート
あらかじめダンジョン用に専用の書き込みシートがあって
これにより、マッパーの負担も少なくなり
参加者全員がどういうダンジョンかというのが確実に把握できるのです。
とにかく余計なものは排除して、会話に集中して貰おうというこのシステム。
初めてTRPGをやろうと思っている人にお勧めしたい一品。
そして慣れたら、もっといろんなTRPGに挑戦して貰いたいと思います。
システムがすっきりしていて、実にわかりやすいから好きですよ。
私もだいぶいろんなTRPGを遊びましたが、今でも基本に返りたいときによく使います。
TRPGは会話あってのゲームなのですから・・・
今回は、私が初めて買ったTRPGについて書いてみたいと思います。
私が高校生の頃でした。友達とTRPGで遊ぶうちに、私も自分のシステムが欲しいと思うようになりました。
いつもプレイヤーで遊んでいるだけでは物足りなくなってきたんですね。
そこで、自分用にTRPGを買うことになるのですが、いろんな種類があるではないですか・・・
私は迷いましたが、いろいろと条件を付けて自分にあったシステムに絞っていくことにしました。
まず第一条件は、ブックタイプであること。
これは簡単な理由です、ただ単にボックスタイプよりブックタイプの方が安いから
高校生の私にはやっぱり安い方がいいに決まっていますからね。
これでかなりの数のTRPGが候補から消えていきます。
次に考えたのが、システムが比較的簡単な物。
最初に買うシステムですから、高難易度では使いこなせるわけがありません。
これで、またいくつか消えていきます。
最後に、舞台が現代であり、かつ幻想的であること。
これは意外と思われるかもしれませんね、だってRPGといえばファンタジーの世界というのが定番になっていますから・・・
しかし、最初にマスターを行うに当たって、やっぱりシナリオが作りやすい物の方がスムーズに行くに決まっています。
イメージしやすい、それはすなわち現代が舞台なら簡単なことではないですか。
しかし、ただ現代のシミュレートだけではゲームとして考えた場合大変つまらない物になってしまうかもしれません。
そこで、現代でかつ幻想的なというかなり難題の定義ができあがったのです。
その条件を満たした物が、このナイトメアハンターでした。
会社はモンスターメーカーシリーズなどでおなじみの翔企画。
舞台は現代、プレイヤーは私立探偵などになり、現代に起こる様々な事件を解決していきます。
その事件の内容も、猟奇的であったり、超自然現象的だったりと通常では考えられないことばかり・・・
そんな事件を解決していくのですから、プレイヤー達は特殊技能が備わっています。
それが、夢への進入行為です。
プレイヤー達は、他の人間の夢世界(精神世界といった方がわかりやすいかな)に進入できるのです。
そして、状況証拠だけでは分からない、人々の心理世界に潜む物が見えてくるのです
こうして、現実と精神の2つの世界をまたに掛けて戦っていくプレイヤー達。
もちろん、モンスターも現実世界に出てくる奴から、夢世界で巣くっている夢魔のたぐいまで様々
そんな奴らに対して、燦然と戦いを挑んでいくプレイヤー達。
私はこんな世界観に惹かれ、初めて買うTRPGをこれにしたのでした。
システムはすべて6面体ダイスで処理していく比較的簡単な物。
システムが簡単な分、シナリオに凝って欲しいという制作者の思いがあったのかもしれませんね。
とにもかくにも、このシステムで私は初めてマスターを行いました。
その結果のプレイヤーの反応は・・・秘密にしておきますかな(ニヤリ
今回もまた、とてもシンプルなTRPGを紹介したいと思います。
AFFの前に、その前身となったファイティングファンタジー(FF)を書かないといけません。
今日本ではFFというと、すぐにファイナルファンタジーになってしまいますが
TRPGの世界ではFFといえば、このファイティングファンタジーとなります。
ファイティングファンタジーはソーサリー4部作や、火吹き山の魔法使いなどゲームブックの名作を数々出してきた
スティーブジャクソン&イアンリビングストンのコンビが作ったファイティングファンタジーシリーズがあります。
私はこのシリーズがとても好きで、その中でも死の罠の地下迷宮と続編の迷宮探検競技が私のお気に入りでしたね。
あとトカゲ王の島とか、運命の森も捨てがたいなぁ・・・
そんなゲームブックのシステムをそのまま使ってTRPGをおこなったのがFFでした。
元がゲームブックだったため、システムやキャラシートは全て一緒
ゲームブックをやったことがあるなら、すんなりFFをおこなうことが出来て
なおかつ、シナリオ集は、発売されているゲームブックが敵キャラデータとか一切修正せずにそのまま使えるという代物でした。
しかし、どうしても元がゲームブックである以上、簡単な行動しか出来ず
すぐに物足りなくなってくるのもまた事実。
そこで、キャラクターに技能を持たせ、更に魔法も使用可能にし、ゲームに幅を持たせたのが、このAFFとなります。
基本的なシステムや判定などはFFを踏襲しているので、システムは簡単
判定は全てD6で何とかなるし、キャラクターのパラメーターも技術、体力、運とこれも簡単。
技術点を使って、技能を取ることによって、キャラクターの個性をだし、また決め台詞などのコーナーもあるので
これらを上手く使っていけば、キャラクターが生き生きと活動出来ると思います。
ゲームブックが元になって発展してきたFFシリーズ。
文庫で発売されているので、値段も安く、ゲームブックをやったことのある人ならすんなり出来るこのシステム。
ゲームブックの数だけ、背景世界があるのもまた魅力。
シナリオが書けないなんて事はありませんよ、ちょっとゲームブックで遊んでみれば
そこにシナリオのネタはいくらでもあるのですから・・・・
最近では、本屋でも見なくなってきましたが、大きいところならまだあるはず。
値段も単行本2冊だから安いので、個人的にお勧めの一本です。
今回も又ブックタイプのTRPGを紹介します。
まじかるランドRPGはブックタイプでもかなり大きい方で
値段もボックスタイプにかなり近い値段になっています(ブックタイプで4800円は高額だろう)
ページ数は300を越え、これ1冊で全部のデータを網羅している化け物RPGです。
良心的と言えば良心的なんですけど(ダイス以外買い足す必要がない)
結構重たいのが難点です。300ページは伊達じゃない!!
さて内容ですが、ごくごく普通のファンタジーRPGとなっています。
ルール的には特別なシステムはなくオーソドックスな物。だから今までなにがしらTRPGを行っていた人間なら
すんなりまじかるランドRPGに馴染めるのではないでしょうか?
キャラクターは戦士、バーバリアン、冒険者、盗賊、魔法使い、僧侶、聖戦士、姫君とかなり多い方。
このキャラクタークラスの紹介文がとても偏見が入っていて好きですね。
たとえば、冒険者なら・・・
「モンスターを倒し、経験値を稼ぎ、無意味にレベルをあげる。またマジックアイテムを探しだし、
自分を必要以上に強化する。あるいは姫(王子)を救いだし、玉のコシ(逆タマ)にのる。
こうした、この魔法世界に不自然なまでに適応した職業が冒険者である。」
なんか、すげー偏見が入っていると思いませんか?
たしかにそうなんだけどねぇ、わざわざクラス説明で書くことかぁ?と思ってしまいます。
まあ、それだけほんわかRPGなんですけどね。
さて、このTRPGですが背景世界がしっかりしていて世界マップに主要都市説明などもあり
とにかく膨大なデータ量が魅力です。
モンスターだって下はスライムクラスから上は神まで、とにかく大量の敵キャラが書かれています。
それに、イラストも沢山描いてあり、これを見ていても結構楽しい物です。
(この世界の女性はみんな薄着なのはご愛敬かサービスなのか?)
1つのTRPGを長い間楽しみたいなら、文句なしにお勧めのこのゲーム
全部のデータを一気に使うのではなく、プレイヤーのレベルに合わせて少しずつ使っていくのがいいと思います。
初めから全部読むと疲れますよ。この本の半分以上はデータですからね。
今回は久々にボックスタイプのTRPG紹介になりますね。
このTRPGは家庭用ゲームとしても発売されているので、知っている人は結構多いのでは?
ということで、今回はブルーフォレスト物語を紹介します。
このゲームを紹介するに当たって、まず書いておかなければならないことがあります。
今回私が遊んだのは後期バージョン(ディレクターズエディション)になります。
前期バージョンも遊んだことはあるのですが、手元にないので記憶のみになるので今回は書きません。
前期バージョンはツクダオリジナルから発売された物を差し
後期バージョンはフェーサから発売された物を指します。
後期バージョンなら、今でも十分入手可能でありますので、こちらを紹介するほうがいいですね。
さて、ブルーフォレスト物語ですが、TRPGにしては珍しく東洋世界を題材にしています。
雰囲気がアジアンって感じですね。職業や魔法なども東洋で統一されています。
一応ストーリーは前期バージョンの数年後という設定になっていますが
まあ、知っていなくても詳しくワールドガイドに書いてあるので問題ないでしょう。
システムはD100の%ロールを採用。これはD10を2つ使って%を出す方法で
全然難しくありませんよ。小さい数字を出した方が成功率があがっていきます。
戦闘になると、更に、チャート表が出てきます。
これはちょっとめんどくさいかもしれませんね。特にマスターをやる人は・・・
いちいちチャート表と照らし合わせていかないといけないので
だから、このゲームは戦闘がだれてしまう可能性があります。マスターはマスタリング時に気をつけた方がいいです。
基本システムだけでは、どうしても魔法とかが種類不足になってくることがあります。
そういう時は、拡張サプリメントであるブルーフォレスト戦乱を買うことで補います。
ただ、私はお金無くて買ってないんですよ。これを買えばマスタースクリーンとかもついているのに・・・
もしかしたら、マスタースクリーンとかで、戦闘のテンポがあがるかもしれないんだけどなぁ。
最後に書かなくてはならないので悟りシステムがあります。
何か行動をした時に、その行動について悟ったと思うことがあります。
悟りは、その人をより磨き上げること。悟れば悟るほど人間は神に近くなっていきます。
そして完全に悟りを会得すると、人間は神になることができます。
しかし、いくら悟りレベルが高くても、その人の精神力が高くなければ、神になることはできず
そして何が起こるかわからないのです。体が耐えきれずに破裂するかもしれないし
また、別の人に生まれ変わるかもしれないし、別の動物になっているかもしれない。
そうならないように、人は自分を磨き続けなければならないのです。
システムとしては難易度中級といったところでしょうか
東洋世界で神秘的な冒険がしたければ、このシステムをお勧めします。
今でも、熱狂的な固定ファンを持つこの作品。あなたにはどうでしょうかね?
今回取り上げるTRPGはワースブレイドです。このTRPGは、様々なジャンルに関連商品がでているので
何らかのタイトルを見たことがあると思います。
たぶん、一番見たことがあるのはTVゲームか小説だと思いますね。
ワースブレイドと書かれて無くても、聖刻1092シリーズとかなら見たことがあるのでは?
聖刻シリーズはすべてワースブレイドの関連商品ですよ。
このワースブレイドですが、内容を紹介する前にちょっと解説が必要になります。
それは、現在発売されているのはワースブレイドスタートブックというもので
初代ワースブレイドがBOXタイプだったのに対して、こちらはブックタイプになっています。
また、内容も今までのワースブレイドと様々なサプリメントの中で特に使う物が1つになっていて
これ1冊でワースブレイドの世界を堪能できるようになっています。
ただ、私が遊んだことがあるのは昔のBOXタイプなんですよ。現在手元にあるのもBOXタイプなんで
これからの解説はBOXタイプで書いていきます。
たぶん細かいところでブックタイプとは違うと思うので、こんなもんなんだと思う程度でいいですよ。
さて、ワースブレイドですが、これの世界観は簡単に言ってアラビア世界ですかね。
ちょっと東洋チックであり、またアラビアチックであったりと、普通のファンタジーとは
また一線を引いた内容になっています。
箱の絵からして、西洋風の甲冑の騎士と侍と盗賊と魔法使いというかなりアンバランスなラインナップになってます。
ここからして雰囲気が違うことがわかるでしょう。
キャラクターも戦士、操手、練法師、聖職者、俗業クラスと他では聞かないクラスが沢山!
この世界観を気に入るかが、このゲームを楽しむ上での重要なポイントだと思いますね。
これから、クラスのところで書いた操手と練法師の事をちょっと書きましょう。
操手とは操兵と呼ばれる大型ロボットを操縦することができる人のことを差します。
操兵は、この世界では結構メジャーなロボットの総称で、様々なタイプが存在しています。
この操兵を動かす為には独特の技能が必要になり、そのために操手が存在しているというわけ。
ただ、ゲーム中に操兵を出すと、ゲームバランスを取るのが難しくなるんですよ。
何せ大型ロボットですから、結構強いんですよね。だからプレイヤーに下手に持たせると
その後の展開が大きく変わってしまう可能性があります。
また、ルールが結構複雑でテンポよくプレイするためにはかなりの熟練が必要かと・・・
だから、操兵はこのゲーム最大の魅力ではあるんですけど、同時に諸刃の剣でもあるんです。
操兵を出す時には慎重に行った方がいいと思いますよ。下手すると破綻しますから。
もう一つの特殊クラスである練法師の事も書きましょうね。
練法師というのは、他のゲームで言うところの魔法使いに当たります。
この練法がまた、8つの系統に分かれていて、更にそれぞれに大量の呪文があるんですよ。
これらの呪文を駆使して戦っていくのが練法師というわけ。
まあ、東洋的な雰囲気がこの辺から漂ってきますね。
ただ、魔法はこれ1つではなく、気功法、招霊衝法なんてのもあって、これまた中が細かい
やりがい満点ですな・・・。
それぞれ、使うにはかなりリスクがつくのですが、威力は絶大!
下手すると操兵にも打ち勝つなんて時がありますよ。
さて、いろいろ書いていきましたが、ワースブレイドは様々なサプリメントが発売されています。
それを揃えていくと、膨大な量になります。
沢山あるデータ。それだけ長い期間このゲームを楽しむことができますね。
現在ではちょっと見つけるのが大変かもしれないけど、探してみるのもいかが?
難易度は中級ぐらいなので、ある程度他のTRPGに慣れたプレイヤーに勧めます。
かなり独特な世界観なので、あらかじめ小説やゲームなどをやってみるのもいいかも。
気に入ったら探してみましょう。自分が聖刻の世界に入れるツールなのですから。
今回は私がプレイヤーとして参加したTRPGの紹介です。
かなり前に遊んだゲームなのですが、かなり色濃く印象に残っているので
今回紹介することにしました。
今回紹介するファンタズムアドベンチャーには続編のアドバンスド・ファンタズムアドベンチャーがありますが
続編というより、改訂版だと思った方がいいです。
基本的な部分は変わらず、バランス調整と更に遊びやすさの向上などがあります。
世界観などは全く一緒ですので、今回はひとまとめにして紹介します。
さて、ファンタズムアドベンチャーですが、ファンタジー世界を舞台にしたTRPGです。
惑星モノカンを舞台に、プレイヤーが様々な冒険を行うという物。
システム難易度的には中ぐらいですかね、TRPGになれた人なら出来るレベルです。
大抵のTRPGでは、プレイヤーの種族として
人間、エルフ、ドワーフ、ハーフリングぐらいしかないと思います。
しかし、このゲームではなんと70種類以上の種族で遊ぶことが出来るのです。
このゲーム最大の魅力、それは普段なら敵としてでしか出てこない種族で遊べる。
これにつきると思いますね。
私が使ったキャラはマンティコアです。キャラ的には羽があるから飛べて
しかも、爪による腕力攻撃が結構強かったです。
スキル制なので、マンティコアでも魔法が使えますし、結構面白かったですよ。
他にも、ガーゴイルやリザードマン、ピクシー、バグベアー、そして宇宙生物タフィボーゼまで
なんでもござれなシステムなんです。
頭の中でイメージするとかなり笑えるのですが、様々な種族がパーティを組んで冒険する。
この世界では至極当然なことなんですね。
あとこのゲームの特徴として、魔法が上げられます。
魔法を使うには、その材料となる物がないと魔法を使うことが出来ないのです。
例えば、水の魔法を使おうとしたが、材料の水がない。
で、その水を探してダンジョン内を走り回るなんて事が起きるんです。
自分の使う魔法の材料は常に持ち歩いておくのが大切ですが
シナリオ上でアイテム没収されたとき(敵に捕まったとかで)など、かなり辛いですよ。
経験値は通常の経験値の他に、自分の冒険の目的というのがあって
その目的が達成されたときにも経験値が入るシステムになっています。
これは、1キャラで長く冒険するときなどに重宝しますね。キャンペーン向きですな。
ずいぶん古くに発売されたこのゲームですが、なぜか今でも結構店頭で見ます。
だから、入手はしやすいと思いますよ。
1冊ですべてのデータが揃っていますので長く遊べるし
本格的なTRPGで遊びたいときにお勧めです。普段と違う種族で冒険するのは新鮮ですよ!
今回紹介するTRPGはかなり変わったゲームです。
大抵TRPGでの世界観といえば、ファンタジーかSFと相場が決まっております。
まあ、たまに現代物やオカルト、ホラーなんてのもありますが
圧倒的に多いのがファンタジーとSFですね。
そんな中異彩を放っているのが今回紹介する大活劇なんです。
このゲームでの舞台は江戸時代の中ごろ
ちょうど、時代的にも安定してきて江戸文化が華やいだ頃のお話です。
プレイヤーは町人になって江戸時代を満喫するのです。
江戸時代ですからねぇ、なかなかないですよ!
プレイヤーは昼間は町人として街で生活しています。
しかし、それだけではありません。夜になるともうひとつの顔が姿をあらわすのです。
夜の顔、それは仕事人としての顔
街にはびこる悪を役人に代わって成敗する。それが仕事人。
プレイヤーは、夜は仕事人となって仕事を隠密にこなしていくのです。
仕事人としてのプレイヤーに与えられた技、それが必殺です。
相手が隙を見せているときに、音もなく忍び寄り暗殺する技
各プレイヤーはそれぞれ、自分の持っている道具に沿った必殺を持っています。
これは、キャラを作るときに設定し、ゲーム中に使うことができます。
必殺はゲームの最大の見せ場でもありますので、ちゃんと考えて決めたほうがいいです。
あまりに奇抜なものだと、条件が厳しすぎてゲーム中に使えるシチュエーションがこない
なんて事にもなりかねません。
また、ゲームバランスがかなり悪く(実際の時代劇がそうだからしょうがないんだけど)
かなり一発ゲーとなっております。
バッサリ感を重視しているからしょうがないんですけど。
切る時も切られる時もほんとバッサリといってしまいます。
だから、プレイヤーが死ぬときもあっけないものです。
また、江戸時代が舞台ですから、シナリオがどうしてもシティアドベンチャーになります。
これは、マスターにとってはかなりきついもの。
ネタ切れになりやすいんです。どうしても似たようなシナリオになりがち!
まあ、時代劇が大好きで、あのシチュエーションでゲームがしてみたいという方
もう、最近は見なくなってきたこのシステムですが探してみてはいかがでしょうか?
ちなみにサプリメントの桜吹雪では、仕事人だけでなく役人にもなれます。
鬼平や金さんにもなれますからね。こちらも探してみては?