3DOリアル
3DOトライ
3DOロボ


元祖32ビットマシンとして
アメリカから乱入してきたこのマシン
正確に言うと、3DOというのは
一種の規格統一の名称で
ゲーム機本体の名前ではない。
そこのところを勘違いしないでほしい。

3DO規格のマシンは
松下から、3DOリアルとリアル2
三洋電機から3DOトライが
それぞれ発売されていた。
3DOロボは
知っている人だけ笑ってくれぃ

世間ではサードパーティーの魅力のなさから
あまりうけなかったのだが
個人的にはファンクラブに入会するぐらい
非常に思い入れのある機械です。

さて
とても濃いゲームが多かった
3DOのゲームを書いていきましょう。


目次

ショートワープ
スーパーストリートファイター2X
ペントハウスインタラクティブ(日本版)
バーニングソルジャー
ウェイ・オブ・ザ・ウォーリアー
お姉さんと一緒 着せ替えパラダイス
スターブレード
サムライショーダウン
インセクターウォー


3DOといえば、切っても切れないメーカーであるワープ。
今では、ただの画像集団になってしまったが、
3DO時代は非常に濃く個性のあるゲームを連発していた。
また、サービス精神旺盛なので、必ずおまけゲームを作るファンサービスぶり。
そのおまけゲームを一本にまとめたのが、このショートワープ。
元々おまけゲームであるから、非常にシンプルであり、作者が好き放題やっているゲームの数々
今遊んでも十分におもしろい出来であります。

ちなみにこれは1万本限定で、しかも数字がすべて手書きなんだな。
雑誌で飯野賢治がスタッフ全員で夜なべして書いたなんてコメントを乗せていたぐらいですから。
私のは、3955番。しかも東京ゲームショーで飯野賢治本人から直接ジャケットにサインを貰った
直筆サイン付きの非常に貴重な一枚です。(いいだろー)
図体でかくて怖そうな人ですがファンには優しく、忙しい中サインに応じてくれまして
今となっては、実に思い出深い出来事でした。

さてショートワープに戻しますが、このゲームの驚いたことといえば、なんとコンドーム付き!!
ストップエイズキャンペーンに参加していて、売り上げの一部がエイズ基金に寄付されるのです。
その関係でコンドームが付属になったのですが、実物を付属するのはこのゲームぐらいでしょうね。
ちなみに私は使ってません(使う相手がいないもんなぁ・・・現在彼女募集中)

この記事を書いてからずいぶん経ちましたが、相変わらず彼女募集中のまま・・・
それにコンドームって使用期限があるから、今使ったらやばいだろーなぁ(爆


カプコンの業務用格闘ゲームの移植です。
いまでこそストリートファイターコレクションとしてSS等に移植されましたが
コレクションのスパ2Xより、こちらのほうが出来がいいですね。
(コレクションのスパ2Xはスピード2以上の時スクロールが波打つから嫌いだ)
また出た時期を考えると、当時家でスパ2Xを遊ぶためには3DOしかなかったため
これ目当てに3DOを買った人も多くいるのではないでしょうか。

内容は、まったくの業務用移植です。特に削られたところもなく、ごくごく普通に移植されました。
カプコンは3DOにやる気が一時期あって、ほかにも井出洋介名人の実践麻雀とかロックマンX3とか
作っていたのに、それらを発売する前に3DO市場がしぼんでしまったため見事お流れに。
ロックマンは遊んでみたかったな(画面までできていたのに・・・)

このスパ2Xにしても、もう少し早く投入されていて、これ以降カプコンがガンガン新作発表をしていたら
まだ3DOは生き残ったかもしれないんですね。
カプコンからの遺産として、このゲームを遊ぶとしますか・・・


3DOは海外で作られた規格ですから、海外で作られたソフトが
大量に日本語版として発売されています。
今回紹介するソフトも、海外作品のその中の一つです。

ペントハウスといえば、男性向け雑誌で有名ですが
このソフトは、そのペントハウスの人気モデルを様々なシチュエーションで撮影しようと言う単純な物。
モデルは3人。ボニータは教師、シーナはOL、ティファニーはクレオパトラ
こういう設定の元に、自分がカメラマンになって写真を撮りまくるのです。
撮った写真は、もちろん保存していつでも観賞可能になっています。

日本の作品でも、バーチャルカメラマンとか出ていますが
なんといってもこのソフトの良さは、そのモデルの脱ぎっぷりの良さ。
いきなり初っぱなから全快で脱ぎまくってくれます。
やっぱり、こういうソフトはどんどん脱いでくれないとね、遊ぶ方だってそれを期待して買うんだし。
そして最後にペントハウス社社長の批評があるのですが、この評価もとても甘いし
とにかく余計なことは考えず、撮りまくるというシンプルでわかりやすいゲームですね。
欲望に忠実に遊ぶのがよろしいかと・・・

ただし、モデルが外国人(当然だけどね)なので、好みが分かれるかもしれません。
裏のモデル写真を見て、気に入ったら買ってみるといいと思います。
ちなみに、日本版ですから当然モザイクは入っていますのであしからず

この編集長の評価の基準が最近何と無く分かってきました。
「とにかく胸が写っていれば合格!!」さすがペントハウスだぜ


最近は3DOのソフトって売っているところを全然見なくなりました。
そろそろ市場からも完全に消滅するかなぁなんて思っていますが
そんな最近になって二束三文で買ったソフトがこのバーニングソルジャーでした。
どこで当たりを見つけるか、分からない物ですねぇ・・・ほんと

システムは3Dシューティングで、固定スクロール内で照準を動かして敵を倒していくタイプです。
ノーマルショットと溜め撃ちの誘導弾の2種類の武器を駆使して戦っていくのです。
ただ、誘導弾が敵しかロックせず、弾は当たってくれないのではっきり言って使い物になりませんね
普通にノーマルショットで戦っていった方がよっぽど戦えますよ、これ

シナリオはごくごく普通の異星人から地球を守れというもの
ただ、このゲームのすごいところはそのスムーズな展開にあります。
全18ステージとステージ数は多いのですが、1ステージは短く、そしてステージの間には必ずムービーが入り
プレイヤーを飽きさせません。
しかも、ステージも次々と舞台が変わり、宇宙空間から地球に降下、都市上空や山脈、洞窟など
実に様々なところで戦いは進んでいくのです。

ロード時間はほとんどなく、ゲーム展開に全く支障はないし
地味ではありますが、3DOらしさといいましょうか
フラクタルエンジン全開の背景など、CGアニメーションはなかなかの物
難易度もノーマルで何とかなる難易度だし、これといって欠点が見あたらないですね。

ちなみにメーカーは発売元はパックインビデオですが、実際の制作は元気が担当
こんなところでも、作っていたんですなぁ・・・

ED後には、設定資料原画集も見れるのですが、そこで原画からポリゴンに変化して飛んでいく自機
なんか、かっこいいよ・・・個人的には好きだな、こういうの


3DOは海外の規格ですので、ソフトも海外版に日本語説明書を付けただけなんてのもあります。
今回のウェイ・オブ・ザ・ウォーリアーもその1つです。
ちなみに、このソフトは16歳未満不適となっていることをあらかじめ書いておきます。

このソフト、ジャンルは対戦格闘になります。
海外の対戦格闘といえば、やっぱりモータルコンバットが有名ですね。(映画も2作品作られたし)
過激な描写に日本でもはまった人が多数いますが
このウェイ・オブ・ザ・ウォーリアーも実写取り込みの対戦格闘になっています。

キャラは9人。ニンジャ、ノブナガ、コーノトリなどどう見ても日本を勘違いしているキャラが
手裏剣やカタナにナイフに手榴弾など、およそ格闘とは言えないような武器で戦っていくのです。
なんでまぁ、海外の対戦格闘はこうなんですかねぇ・・・

しかもモーコンで言うところの究極神拳に当たるのが致命傷で
体力が少なくなってふらふらになった相手に致命傷技を当てるととどめが刺せるというもの。
まあ、やってることはモーコンと大差ないですな。
もちろん、胴体が切れたり、内蔵が飛び出したり、燃えて骨だけになったり、串刺しになったりと
さまざまな描写で相手をブチ殺してくれます。
こんな描写があるから16禁になるんだよなぁ・・・

海外産の対戦格闘なので難易度はとても高いです。
海外の人って、難しければそれだけやりがいがあると考えるらしく全体的に高めなんですけど
このソフトもかなり高いですね。技コマンドもややこしいのが多いし・・・

ということで、今回紹介したウェイ・オブ・ザ・ウォーリアーですが
海外産対戦格闘が好きな方はどうぞ。
3DOならではの過激なブシャブシャスプラッターが楽しめますよ。こういうのも3DOならではですな。


タイトルからして強烈なこのゲームですが、内容もタイトル道理かなりぶっ飛んでいます。
自分は、女性の家に行ってデートに誘います。
しかし、女性はまだ着替えてない。そこであなたがコーディネイトしましょう。
そのコーディネイトを女性が気に入ってくれれば、女性の着替えシーンに突入!!
鍵穴か窓の隙間から、女性の着替えシーンをのぞけるという物。もちろん実写ですからね!!

ここまでで、かなりアホな内容ですがさらにアホ度は加速していくんですよ。
さて、着替えを終わった女性をどこにデートに行きましょうか?
この行く先を彼女が気に入ってくれたら、さらにご褒美エッチシーンが待っています。
ここで女性の胸、お尻、足を堪能できるわけですね(バカ全開だな)

その後、なんと唐突にクイズに突入!
女性のパーツあてクイズというのが始まるのです。
でも、その前に舐め回すように胸、お尻、足を堪能しているあなたならそんなに難しくはないでしょう。
形やほくろなどを覚えておくと、簡単に正解できますよ。
ここまで、全部クリアできると、スペシャルエッチシーンに突入!!
ローションにまみれたりとかなり家庭用ではエッチな部類にはいるのでないでしょうか。

さて、紹介した着せ替えパラダイスですが一つ欠点があります。
どうやら本数がとても少ないようなのです。別に限定というわけではないでしょうが
3DO末期に発売されたソフトという事で流通が少ないみたいです。
ですので、3DOユーザーでこのソフトを持っている人は結構自慢できるのではないでしょうか?
私も友人から貸してもらっただけで持っているわけではありません。欲しいんですけどね・・・

数ある3DO作品の中でも1,2を争うバカゲーを紹介しました。
これは、マジで頭悪いよ!!煩悩全開で遊びましょう。
当然、18禁ですからね。当たり前だけど。

追記
つい最近、ヤフーオークションにて3000円で落札!
商品もちゃんと届いて、ついにわが手元にソフトを確保しました。
このゲームの発売が95年ですから8年越しのゲット!!!もう感無量です!!!
「わが3DO人生に一点の悔いなし!!!!!」となりました。
いやぁ、ひさびさにやったけど、改めて頭の悪さを再確認したよ、ほんと。


今回はメジャータイトルを紹介したいと思います。
このゲームってなんだかんだでほとんどの機種に移植されているんですよね。
そんな中、今回は3DO版を紹介したいと思います。

まあ、知っているとは思うけど一応ゲーム紹介をしましょうか。
スターブレードはナムコの同名アーケードからの移植作品になります。
元をさかのぼると、最初は花博で展示されたギャラクシアン3になるのかな?
こっちは多人数での3DSTGだったのですが、これを一人用にバランス再調整を行い
更に、新キャラや新ステージを追加したのがスターブレードになります。

ゲームは3DSTGで、自機は表示されず、ターゲットのみ表示されています。
プレイヤーはターゲットを操作して、敵を倒していきましょう。
3DガンSTGと言った方が早かったか(爆

画面はすべてポリゴンで表示されて近未来の宇宙の感じがとてもGOOD!!
敵は完全なパターンなので、何度もやれば、だんだんと敵の出所がわかってきて
敵に撃たれる前にこちらから攻撃できるようになります。
だから、最初は難しいと思うけど、実際はそんなに難しくはないんですよ。
ただ、上級者のプレイを見ていると敵が表示される前に撃ち込んで壊していくので
画面には爆発ばかり・・・・これはこれで見ててつまらないんですけど。

さて、3DO版ですが、基本的にはPS版と同じ移植がされています。
アーケード移植モードとテクスチャーを張り直して綺麗になったモードの2種類。
出来に関しては申し分ないですよ。十分よくできたゲームです。移植バッチリ!!

そういえば、同じ難易度のはずなのに、何故かアーケードモードの方が簡単なのは何故?
あと、3DO版はクリアできるんですけど、PS版はクリアできません。
これも大いなる謎なんです。だって同じゲーム(しかもパターンゲーム)なのに
何でPS版はクリアできないんだろうなぁ・・・やはりあの出来損ないパッドのせいか(爆

移植に関しては全く問題ないこのゲーム。
PS、3DO、メガCDに移植されてSSは移植されなかったんだよなぁ・・・
そこが、ちょっと寂しいと思ってしまう、1セガユーザーでした。


今回も、また超メジャー作品を紹介しましょう。
いやぁ、正直なところ3DOで取り上げるゲームがかなりアップアップになっているんですけどね。

サムライショーダウンと聞いて、わかる人はわかるのですが
この名前、実はサムライスピリッツの海外版の名前です。
サムライスピリッツといえば、ネオジオの餓狼伝説シリーズやKOFとならぶ人気シリーズ
全部で6作発売され、更に家庭用ではRPGまで作られるぐらい人気シリーズです。
このサムライショーダウンはその第1作の完全移植作品となっています。

サムスピって家庭用に移植はされていますが、どれもこれもいまいちな移植が多いですよね。
家庭用移植の際に問題になるのがアースクエイクと言うキャラ。
こいつがとにかくでかい!他のゲームではボスクラスになるぐらいの大きさですからね。
画面の3分の1をしめてしまうという、対戦格闘のキャラでも大型になるのではないでしょうか?
だから、家庭用に移植される際に、一番手にカットされるのがこのキャラ。
そして、人気のないワンフーもかなりカットされやすいキャラですね。
こいつも、結構大型でしかも人気がないときたもんだ。
移植の際に、カットされやすいのがこの2キャラです。

で、3DO版はどうなのかというと、これが完全移植です。
全キャラちゃんといるし、ボーナスステージもちゃんとある。EDまでの流れも全く一緒。
減った技とかもないし、かなり移植度は高いと思います。

では、移植度が高かったのに、そんなに話題にならなかったのは何故でしょう?
理由は簡単、CD読み込み回数が多かったのです。
元々大容量のネオジオ作品を移植するのですから、読み込みは致し方ないところ
でも、ユーザーは許せないのでしょうね、結構酷評されましたよ。
個人的にはなんとか我慢できる範囲だと思うんですがねぇ・・・
その後に出たネオジオCD版でも、結局読み込み時間はかなり長かったし
これはしょうがないと思うんですよ。
それより、海外版をわざわざ逆輸入してまでも3DO作品を増やそうとした努力は認めてあげたいなぁ
説明書のアースクエイクと半蔵の写真が逆だったり、細かいところで日本語が間違えたり
かなり???な部分もありますが、日本の3DOでもちゃんと遊べますし
3ボタンでも違和感なく遊べますし、私は努力を認めて上げたいと思います。

今サムライスピリッツ作品を一つにまとめて再販したら売れるだろうなぁ・・・


今回は、かなりマイナーな一本を紹介します。
インセクターウォーは3DO専用ソフトとしてパナソニックが販売した物。
開発はリバーヒルソフトが行っています。

ジャンルとしては、3D対戦形STGで、フィールド内を移動して、敵と1対1のバトルをする物。
先に相手を倒せばステージクリアとなります。
画面は自機から見た視点で、自機の姿は見えません。3Dでぐりぐり動いてくれます。
個人的にはかなり好きなジャンルの一本です。

背景は、昆虫同士の対戦バトル!ということで、かなりミクロな世界の戦いになっています。
全体的に、視点も低め、背景の障害物なども大きく書かれ、自分が小さいんだということを強調しています。
でも、この設定が仇になるとはねぇ・・・

視点が低めなので、どうしてもフィールド内を把握しにくいんですよ。
しかも障害物などが大きく描かれているため、見通しも悪く敵がどこにいるんだか・・・
しかも、最初から敵は容赦なく攻撃してくるからたまった物ではない!
あっと言う間にぼこぼこになってゲームオーバーという理不尽な展開が。
どうも、画面構成が悪いんだよねぇ・・・
原色を中心に配色された画面はとても醜いし、なんか惜しい!ってかんじがひしひしと感じられる1本です。
レーダーがあっても、いまいちよくわからないし、買ってすぐにやめてしまったソフトです。

久々にこの記事を書くために遊んだけど、やっぱり画面把握がしにくいのと
ゲーム展開がかなりはやめなのが、いけなかったのかなぁ・・・
ゲームになれる前にぼこぼこになるのは勘弁!
最初はもうちょっと手加減して欲しいよなぁ・・・

でも、私の友人はこのゲーム大好きでさくさくプレイしているのを見ると
ただ単に私の精進が足りないのか?なんて思ってしまいます。

3DSTGが好きなだけに、もうちょっと手直しすれば、もしかしたら大化けしたのかもしれない。
このゲームはダメだ!って言い切れない、ちょっと歯の奥に物がひっかっかったようなソフトでした。

同じ会社のゲボッカーズは好きなんだけどなぁ・・・